むくみが取れる小顔クリームってなんて魅力的な商品

2011/11/22 9:35 am

自分の容姿を気にするのは、どちらかといえば女性の方が割合が大きい気がする。やれ美顔だのやれ美脚だのと受容の大方が女性の雑誌やテレビといった情報媒体は美容関係を載せている事が多い。だから私が何を言いたいのかというと、人よりもやや大きい顔を気にしている彼がひどく女々しく映るという事だ。心に思った事と口が直列して飛び出せば、彼は顔のパーツを震わせて涙目になってしまった。小顔クリームを握りしめるな、中身が出る。


元来口が悪い私の言葉ではどうやっても今こさえてしまった彼の傷口を抉る為、言葉以外の方法で彼に伝える術を模索する。別に彼が小顔クリームを使っていたからといって幻滅した訳ではないし、容姿とは関係ない部分を好きになったから惚れた腫れたの関係になったのだ。それをこの男、ちっとも分かっていないようで少し腹が立ち、多分ここも気にしているだろう人より高い鼻を摘んでやった。


皮膚には馴染まない感触を感じてやっぱりこんな所にも塗っていたか、と心の独り言が口を吐いて出る。というか小顔クリームは顔のむくみを取ったり脂肪を減らす代物だったはず。鼻て。彼は虚を突かれたようにぽかっと口を開けた後、そうか!と閃きを得たようにがらりと表情を変えるものだから、私は思わず笑いを堪え切れなくて吹き出してしまう。何が私のツボを押したのか分からないまま、彼は顔の端に小顔クリームを付けながら、性格がそのまま滲み出たような優しい笑顔を取り戻していた。